2018/10/22

東京の赤坂でアライグマの大捕物がニュースになっておりました。
あれは今から20年ほど前。
大学病院勤務で夜中に下宿に帰ってくると
駐車場にいたのです。
タヌキが。
目と目が合い、しばらく見つめあう一人と一匹。
近寄っても逃げません。
そのまま抱き上げ進行を深め合いました。
ふと、タヌキと触れ合う証拠写真を撮ろうと思いつき、
彼(彼女?)を地面におろし、
「ちょっと待ってね」と言ってカメラを取りに部屋に行きました。
今と違って携帯にカメラがついてません。
お腹すいてないかな、とも思い、冷蔵庫から魚肉ソーセージを一本。
駐車場に戻るとちゃんとまっていたタヌキ。
ソーセージをあげると、嬉しそうに一本食べちゃいました。
抱っこしてふたりで記念撮影。
一時間ほどタヌキと遊んでいると、隣室に住んでいる同級生が
ベランダから声をかけてきました。
「ほら、タヌキ!」
と見せると、
「それアライグマだよ」
なるほど、よく見るとグレイの毛並みにしましまの尻尾。
人懐っこいのもどこかの家で飼われていたのでしょう。
そのあとアライグマはどこかへ帰っていきました。
アライグマは東京で急増しているそうです。
野生化すると気性も荒く、人に懐くことはないそう。
噛まれたり引っ搔かれたりすると、
感染症の危険性もあるとのことです。
見つけたら、見た目の可愛らしさに惑わされず
すぐに通報を、とニュースで言っておりました。
赤坂でも、警察、消防と繰り出し大捕物のようでしたね。
でもあの時のタヌキもといアライグマは
よく懐いてカワイイヤツでしたよ