2018/11/02

野良猫には野良猫の社会があるって知ってました?
そい、アニメ”どら猫大将”のように。
40年近くの前の話ですが・・・
私の生家はとある政令指定都市の駅(新幹線のぞみが停車します)
から歩いて約5分の都会の真ん中にありました。
オスの三毛猫、大左衛門がうちに来たばかりの頃、
母親がこんなことを言っていました。
「裏に猫の組織があるんだよ!
親分は中型犬より大きくて、子分を引き連れて歩いてるんだよ!」
ハァー?猫の組織だぁ~?!
中型犬よりデカイ??
そんな猫おるかい!
ある日の昼下がり。
見たんです。猫の一家!!
家の裏に幅10メートルほどの広い一方通行の道があるのですが、
親分を先頭に、子分が5匹。
道を横断してました。
先頭の親分、デカイ!ほんとにデカイ!!
中型犬よりデカイ。小さめの大型犬サイズ
後ろの5匹は普通サイズ。
この一団が、のっしのっしと横断しておりました。
白昼の都市部ですから人通りもあります。
野良猫って人を見るとちゃっと逃げますよね?!
まったく人の目を気にせずのっしのっしと広い道を渡るのですから、時間もかかります。
その間数分、車が猫たちが渡り終わるまで止まって待っていました。
運転手さんもビックリ!!
目と目が合って互いに苦笑いでした。
さらに別の日
母親がこんなことも言っていました。
「満月の夜になると、裏の神社に猫が2匹立つんだよ。」
「はあ~~?なんですと~~?」
ある満月の夜。
行ってみました。裏の神社。

この神社です。
いました。祠の脇に猫が2匹。
ビシっと居住まいを正して鎮座されているではありませんか。
まるで狛犬の如き狛猫。
すぐ近くに寄っても微動だにしません。
普通逃げますよね?!
一瞬捕まえようかと思いましたが
2匹の猫の神々しさに圧倒され、そのまま拝んで帰ってきました。
猫たちは神様がわかるのでしょうか?
いまなら写真なり動画を撮ってアップするのですが、
昔のことで残念です。
現在は当時からずいぶんと変わり、大きなビルも建ちました。
神社は昔のまま残されています。
野良猫の姿も見かけるのですが、狛猫は立っていません。